職人仕事の会社とWEBマーケティング

最近では、中小企業を含めてあらゆる業種の会社が、マーケティンのためのWEBサイトを開設し、そこで会社の理念や考え方や、自社の特長を訴求し、商品やサービスをPRしています。
こうした中で、WEBマーケティングが遅れている業種として、職人仕事の零細企業が挙げられます。例えば小規模のリフォームや、外壁塗装や、畳関連や、建具や襖・障子の張り換え等が、それに当たります。
こうした会社の多くは、大手リフォーム会社と提携し、一定の仕事を確保でき、それに自社で確保した分を合わせて、細々と経営している所が少なくないと言えます。

こうした仕事の受注方法では、大手リフォーム会社の経費が掛かるため、直接受注時の収入より、どうしても減少してしまうのです。また下請けがそこそこの収入を得られる価格設定とすれば、顧客に割高な代金をお願いすることになってしまいます。
そうした課題のある下請け仕事から脱却するために、こうした零細企業も自社サイトを持ち、それを上手く活用して直接顧客の確保を目指すべきなのです。

こうした職人仕事の特徴は、お客様のお宅に訪問する必要があり、商圏が限られる点です。従って、従来通りに、口コミを大切にし、また会社の存在を認知してもらうための新聞折込チラシなども活用し、このWEBサイトと上手に連携させるのです。
もちろんキーワード検索で上位表示される工夫も大切ですが、サイト内でお客様が知りたいと思われるであろう、専門的な知識を分かりやすくブログ形式で発信し続けると言うサイト内の記事に力を割くべきです。
会社の存在を認知してもらい、そこからサイトにアクセスしてもらい、そのサイト内で専門知識の基礎を知ってもらうことで、お客様をいつしか自社のファンにするのです。そして、そろそろ住宅に手を入れたいと思い、それを決断する際には、自社に相談の声が掛かる事を狙うのです。

WEBサイトの初期構築も、安くなっていますし、サイト内のブログ記事は、自分で追加更新できる様にしてもらって置けば、比較的費用も抑えられます。
少しでも仕事の安定と拡大を望むなら、縁遠いと思わずに、WEBマーケティングに挑戦すべきと言えます。